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築70年、土壁で土台の無い建物の曳家と耐震改修工事です。先行で基礎ベースを作ります。
150m向こうから建物がやってきます。
目的地に建物が到着しました。
建物を仮受けしながらの作業です。現在の耐震基準に合うように改修します。
ホドを作り土台を取付け、筋交い、アンカーボルト、ホールダウン金物等で耐震改修します。
耐震改修完了
耐震改修には、地震力に対して壁の強度で対抗する耐震(通常の一般住宅に多い)と柔らかい壁と太い柱や梁で吸収する制震(伝統工法の建物に多い)と建物を滑らせ地震水平力の影響を受けない装置を組込んだ免震があります。建物に合った適切な補強改修をして、地震から人命を守れるよう取り組んで行きたいと思います。ただ昔人は地震時に「壁土が落ちるまでは家の中は安全だ」と言っていたそうです。粘り強い耐震性能があり趣のある伝統工法の建物は残していきたいと思います。
和歌山県日高郡印南町 大字印南原1976