重量物移動裾付け・特殊工事 / 公共工事

ネパール地震 王宮の災害復興計画

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カトマンズの世界遺産ハヌマンドカ王宮 直下型地震により被災。 日本の文化庁やJICAが行っている修復技術支援事業です。

日本の大学の教授や現地の構造の専門家と共に仮受け・曳家の専門相談員として修理方法の検討に協力しました。

建物は木フレームにレンガを積み込んだレンガ造3階建ての上に王宮の神聖な寺レンガ造3重塔が建築されており、下層のレンガ造が30センチ傾斜、崩壊しています。

内部補強の状態

各階に突っ張り材等で補強の状態

3重塔の入口。神聖の塔なので誰も入ることができません。

下層は傷んでいますが、3重塔は傷んでいません。地上7mでこの3重塔を仮受けし30㎝移動させ、下層を作り直す計画です。

すごくきれいな彫刻が施され全く傷んではいません。

仮受けする為の根搦み鋼材を設置する3重塔の床下。

高さ60㎝あります。

 

仮受け計画

施工計画

現地での打ち合わせ。資材はネパールにはないのでインドからの調達のようです。

アメリカ合衆国支援復興の建物

 

中国技術支援復興の建物

市街の様子。再利用できるのを分別し復旧に使用していました。

復旧復旧の様子。

市街復旧の様子。野良犬、野良牛、野良猿がいて足場もない工事現場で人海戦術で資材を投げながら施工していました。危険と思いますがすごく活気がありました。早期の復興願います。

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