沈下修正後の地盤との隙間や、地盤沈下による隙間を高流動の充填剤にて完全充填を行います。
空洞充填とは状況に応じた最適な材料で基礎等に発生した大きな隙間から狭い隙間まで充填管や空気抜き管を使用し完全に隙間を埋める工事を言います。
名称 | 圧縮強度/㎡ 程度 | 製造場所 |
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エアーミルク(気泡コンクリート) | 150t | 現場 |
モルタル・コンクリート(生コン) | 1800~3000t | 工場 |
セメントミルク凝結硬化剤(薬液注入材) | 100t | 現場 |
流動化処理土(建設発生土 セメント固化材添加) | 15t | 工場 |
現場状況に応じ適切な材料にて空洞充填、地盤補強を行います。
充填材2回工法の流れ
1.基礎下状況 スキ間150ミリ
2.充填1回目
3.スキ間80ミリ 充填2回目・充填確認
充填材+エアーミルク工法の流れ
1.充填1回目状況
2.エアーミルクプラント設置・充填
3.スキ間20ミリ未満 充填確認
エアミルクはブリーディングもなくすごく流動性が高いので充填剤には最適です。
薬液注入とは、セメントミルクを特殊な薬剤で任意にゲル化(5~10秒で液体でなくなる)させ、薬液ポンプや注入ロッドを使用し土中にセメントミルク薬剤を注入する工事です。隙間の多い地盤や地中障害物が多く混入した地盤を改良することができます。又、注入圧力を利用し上部構造物を地盤共隆起させる事が可能です。注入アップ工法では、布基礎には不向きで、粘性土地盤では地盤割裂するのが特徴です。
1.自治会館 沈下修正工事
最大沈下量30mm
2.基礎下に20mm程度の隙間あり
3.引き戸の状態
沈下により建物が歪んでいる
4.薬剤注入状況
10秒ゲル化剤利用
5.外部プラント状況
6.修正工事完了
1.裏側が傾斜地で造成擁壁の地盤沈下
2.擁壁には沈下防止杭を施工し、注入とジャッキによりレベル調整
3.長さ3mの注入管を挿入して中央部のレベル調整を行います
4.レベル調整状況
5.レベル調整状況
6. 110㎜レベル調整完了
7.エアミルクプラント設置
8.空洞充填材製造
9.基礎下充填完了
1.水流により水路壁裏に空洞発生
2.かなりの土砂が流出しています
3.大空洞充填穴と薬液注入穴を削孔します
4.エアミルクプラント設置
5.エアミルク圧送充填
6.大空洞充填完了
7.薬液注入プラント設置
8.注入圧力にて狭い空隙から噴出確認
9.工事完了
薬液注入・空洞充填でご不明な点はお気軽にご相談ください。