沈下修正・地盤補強

地盤沈下修正について

地盤沈下修正に関するお困り事
  • 修正前修正前
  • 修正後修正後

地盤沈下修正とは、地盤の沈下により不具合が生じた建物を改修する工事です。 地盤沈下の原因は造成時の不具合、土質や地下水、埋設物、悪い排水などが考えられます。 部分的に地盤が下がると、ビー玉が床を転がったり、建具の開け閉めが不便になるなどの症状が起きます。 そんな時、元の様に水平にする事ができます。又、杭や地盤空洞充填で沈下防止補強も可能です。 普段通り、生活しながら修正が可能です。

沈下修正の工法

建物の状態によって最適な工法は異なります。状態に応じた様々な工法に対応しているかどうかがポイントです。ここでは当社の工法を紹介いたします。この中からご要望と建物に応じたプランをご提示できます。
  • 鋼管抗圧入工法

    鋼管抗圧入工法
    • 杭基礎に変わることで再沈下はありません
    • 地下室を作ることができます
    • 支持地盤が深い場合、対象物の重量が重い場合に適用
    • 建物は無解体の為、通常の生活をしたまま工事が可能です
    鋼管抗圧入工法
  • 耐圧盤・ラップル抗工法

    耐圧盤・ラップル抗工法
    • 支持地盤が浅い時に使用。
    • 基礎下での作業なので建物を 使用したまま工事が可能
    • 鋼管杭圧入工法とは反力の 取り方がちがいます
    耐圧盤・ラップル抗工法
  • 土台上げ(上屋修正)工法

    土台上げ(上屋修正)工法
    • 生活をしながら床下作業で工事 が可能(状況により部分解体)
    • 基礎共ジャッキアップに比べ 安価で工期も短い
    土台上げレベル計測状況
アップ後の基礎下空洞充填についてはこちら

各工法の特徴と流れ

鋼管抗圧入工法(アンダーピニング)の特徴と流れ

鋼管抗圧入工法
アップ反力として建物荷重を利用し、土中に杭を圧入させ支持層に到達させます。適切な場所に杭配置を行い、杭を反力に建物を基礎共に傾斜復旧を行う方法。
鋼管杭の選定によりRC造等重量物でも対抗でき、直接基礎から抗基礎に変わるので再沈下が無く、また、新しく地下空間を作ることが出来ます。
  • 基礎下掘削1.基礎下掘削
  • 鋼管杭設置2.鋼管杭設置
  • ジャッキアップ完了3.ジャッキアップ完了

耐圧盤・ラップル抗工法の特徴と流れ

耐圧盤・ラップル抗工法
アップ反力として建物直下の軟弱地盤より深い浅層の良質地盤を利用し、耐圧盤の面積や、強制圧密により支持盤とし、適切な場所に反力盤の配置を行い、それを反力に建物を基礎共に傾斜復旧を行う方法。 安全な反力によりしっかりと建物を支持できます。
  • 基礎下掘削1.基礎下掘削
  • 耐圧盤設置2.耐圧盤設置
  • ジャッキアップ完了3.ジャッキアップ完了

土台上げ・打込み杭補強工法の特徴と流れ

土台上げ・打込み杭補強工法
基礎と土台を切り離しレベル調整を行う工事です。床下作業で工事を行います。作業スペースが取れない場合は部分的な床の解体が必要になります。 適切な場所にジャッキを設置し調整を行います。 変形管理は熟練のスタッフによりアップ量と建物計測で管理し、無理のない変形角にて作業を行います。 打込杭との併用で、部分的に地盤補強をすることが出来ます。
  • 部分沈下によりクラック発生1.部分沈下によりクラック発生
  • 基礎と土台の切り離しアンカーボルト取り外し2.基礎と土台の切り離しアンカーボルト取り外し
  • アップ状況3.アップ状況
  • ライフライン復旧完了4.ライフライン復旧完了
  • 仕上げ復旧完了5.仕上げ復旧完了
  • 仕上げ復旧完了6.仕上げ復旧完了

固定作業

建物と基礎を切り離す為、耐震要素であるアンカーボルトの固定が必須になります。できるだけ既存アンカーを再利用しますが、必要強度以上の側面アンカーや溶接接合する場合があります。

外力式打込み先端支持杭(Φ60 Φ115使用)【特許杭】

再沈下の可能性がある場合に使用します。杭打ち機により固い支持層まで杭を打ち込み、基礎と固定し補強します。中間支持層を利用する場合は杭径を大きくし反力を取ります。 上部建物荷重を利用し載荷試験をする事で、杭の支持力測定ができます。
  • 杭打状況杭打状況
  • 載荷試験状況載荷試験状況
  • 極限支持力5.7t確認極限支持力5.7t確認

据え石基礎の打込み抗補強例

  • 1.鐘楼据え石が部分沈下

  • 2.部材補修の為、仮受け解体

  • 3.据え石下に打込み杭を施工

  • 4.鉄筋組立て

  • 5.コンクリート打設

  • 6.双盤設置完了

打ち込み杭基礎共アップ工法

打ち込み杭基礎共アップ工法

ジャッキアップの反力に打ち込み杭を利用し、基礎共修正する方法、部分工事や全体配置も可能で杭補強、部分修正できます。 打ち込み杭の作業スペースやジャッキポイント設置の為、解体工事が必要になります。 基礎下の隙間は雨水等がまわらないように薬液注入等で空洞充填させます。

  • 打ち込み杭施工

  • 杭頭処理

  • ジャッキアップ完了

地盤沈下修正の施工事例

鋼管圧入工法

  • 沈下修正の施工事例1.PC造 重量550t 阪神淡路大震災にて傾斜
  • 沈下修正の施工事例2.Φ355鋼管杭使用
  • 沈下修正の施工事例3.基礎下状況
  • 沈下修正の施工事例4.ジャッキアップ状況
  • 沈下修正の施工事例5.最大60mmアップ完了
  • 沈下修正の施工事例6.埋戻し状況

耐圧盤・ラップル抗工法

  • 沈下修正の施工事例1.木造2階建て重量100t液状化により沈下
  • 沈下修正の施工事例2.外部工事状況
  • 沈下修正の施工事例3.基礎下作業通路
  • 沈下修正の施工事例4.耐圧盤設置
  • 沈下修正の施工事例5.ジャッキアップ完了160mmアップ
  • 沈下修正の施工事例6.空洞充填完了

土台上げ・打込み杭補強工法

  • 沈下修正の施工事例1.沈下により柱の抜け発生
  • 沈下修正の施工事例2.基礎ヒビ割れ発生
  • 沈下修正の施工事例3.打込み杭設置
  • 沈下修正の施工事例4.修正完了・無筋基礎撤去
  • 沈下修正の施工事例5.配筋状況
  • 沈下修正の施工事例6.基礎補強完了
  • 沈下修正の施工事例1.床下アップ状況
  • 沈下修正の施工事例2.アンカー設置・鉄筋補強完了
  • 沈下修正の施工事例3.基礎かさ上げ完了

よくあるご質問

沈下修正でご不明な点はお気軽にご相談ください。特に地盤のことはプロが現場を見なければ判断が出来ないことが数多くございます。
不同沈下はなぜ起こるのですか?
・宅地造成時、盛土の転圧不足による圧密沈下。 ・直下の腐植層や産廃等の混入による圧密沈下。 ・盛土の重量による下層の圧密沈下。 ・構造物の重量による下層の圧密沈下。 ・排水の漏れ水による基礎下土砂の締め固まりや流出。 ・表面雨水の浸透による基礎下土砂の締め固まりや流出。 ・基礎の面積不足。 ・造成ヨウヘキの膨れ(造成容積変化)や沈下。 ・隣地工事現場の掘削や振動による沈下。 ・地下水の汲み上げによる沈下。 ・液状化 等の原因が多くあります。造成時の切土や盛土の転圧不足、土中に腐食物の混入による密圧沈下、排水の浸透による土砂の流出や圧密、ヨウヘキ等土留めの膨れが多いです。
見積りは無料でできますか?
無料で行なっております。 資料提供をお願いする場合があります。 状況に応じ適切な工法があるので現地調査をいたします。
値段はどれくらい?
延床面積や工法により変わります。詳しくはこちらの一覧表をご参照ください。
工事中は家具・荷物はどうすればよいですか?
そのままで工事できる場合もあります。工法により変わりますのでご相談ください。
再沈下は起こりますか?
安全率を見込んだ杭の配置を行えば沈下は起こりません。

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