地盤沈下修正とは、地盤の沈下により不具合が生じた建物を改修する工事です。 地盤沈下の原因は造成時の不具合、土質や地下水、埋設物、悪い排水などが考えられます。 部分的に地盤が下がると、ビー玉が床を転がったり、建具の開け閉めが不便になるなどの症状が起きます。 そんな時、元の様に水平にする事ができます。又、杭や地盤空洞充填で沈下防止補強も可能です。 普段通り、生活しながら修正が可能です。
鋼管抗圧入工法
耐圧盤・ラップル抗工法
土台上げ(上屋修正)工法
鋼管抗圧入工法(アンダーピニング)の特徴と流れ
アップ反力として建物荷重を利用し、土中に杭を圧入させ支持層に到達させます。適切な場所に杭配置を行い、杭を反力に建物を基礎共に傾斜復旧を行う方法。耐圧盤・ラップル抗工法の特徴と流れ
アップ反力として建物直下の軟弱地盤より深い浅層の良質地盤を利用し、耐圧盤の面積や、強制圧密により支持盤とし、適切な場所に反力盤の配置を行い、それを反力に建物を基礎共に傾斜復旧を行う方法。 安全な反力によりしっかりと建物を支持できます。土台上げ・打込み杭補強工法の特徴と流れ
基礎と土台を切り離しレベル調整を行う工事です。床下作業で工事を行います。作業スペースが取れない場合は部分的な床の解体が必要になります。 適切な場所にジャッキを設置し調整を行います。 変形管理は熟練のスタッフによりアップ量と建物計測で管理し、無理のない変形角にて作業を行います。 打込杭との併用で、部分的に地盤補強をすることが出来ます。固定作業
建物と基礎を切り離す為、耐震要素であるアンカーボルトの固定が必須になります。できるだけ既存アンカーを再利用しますが、必要強度以上の側面アンカーや溶接接合する場合があります。外力式打込み先端支持杭(Φ60 Φ115使用)【特許杭】
再沈下の可能性がある場合に使用します。杭打ち機により固い支持層まで杭を打ち込み、基礎と固定し補強します。中間支持層を利用する場合は杭径を大きくし反力を取ります。 上部建物荷重を利用し載荷試験をする事で、杭の支持力測定ができます。1.鐘楼据え石が部分沈下
2.部材補修の為、仮受け解体
3.据え石下に打込み杭を施工
4.鉄筋組立て
5.コンクリート打設
6.双盤設置完了
打ち込み杭基礎共アップ工法
ジャッキアップの反力に打ち込み杭を利用し、基礎共修正する方法、部分工事や全体配置も可能で杭補強、部分修正できます。 打ち込み杭の作業スペースやジャッキポイント設置の為、解体工事が必要になります。 基礎下の隙間は雨水等がまわらないように薬液注入等で空洞充填させます。
打ち込み杭施工
杭頭処理
ジャッキアップ完了
鋼管圧入工法
耐圧盤・ラップル抗工法
土台上げ・打込み杭補強工法