修正前
修正後地盤沈下修正とは、地盤の沈下により不具合が生じた建物を改修する工事です。 地盤沈下の原因は造成時の不具合、土質や地下水、埋設物、悪い排水などが考えられます。 部分的に地盤が下がると、ビー玉が床を転がったり、建具の開け閉めが不便になるなどの症状が起きます。 そんな時、元の様に水平にする事ができます。又、杭や地盤空洞充填で沈下防止補強も可能です。 普段通り、生活しながら修正が可能です。
鋼管抗圧入工法

耐圧盤・ラップル抗工法

土台上げ(上屋修正)工法

鋼管抗圧入工法(アンダーピニング)の特徴と流れ

1.基礎下掘削
2.鋼管杭設置
3.ジャッキアップ完了耐圧盤・ラップル抗工法の特徴と流れ

1.基礎下掘削
2.耐圧盤設置
3.ジャッキアップ完了土台上げ・打込み杭補強工法の特徴と流れ

1.部分沈下によりクラック発生
2.基礎と土台の切り離しアンカーボルト取り外し
3.アップ状況
4.ライフライン復旧完了
5.仕上げ復旧完了
6.仕上げ復旧完了固定作業
建物と基礎を切り離す為、耐震要素であるアンカーボルトの固定が必須になります。できるだけ既存アンカーを再利用しますが、必要強度以上の側面アンカーや溶接接合する場合があります。外力式打込み先端支持杭(Φ60 Φ115使用)【特許杭】
再沈下の可能性がある場合に使用します。杭打ち機により固い支持層まで杭を打ち込み、基礎と固定し補強します。中間支持層を利用する場合は杭径を大きくし反力を取ります。 上部建物荷重を利用し載荷試験をする事で、杭の支持力測定ができます。
杭打状況
載荷試験状況
極限支持力5.7t確認
1.鐘楼据え石が部分沈下
2.部材補修の為、仮受け解体
3.据え石下に打込み杭を施工
4.鉄筋組立て
5.コンクリート打設
6.双盤設置完了打ち込み杭基礎共アップ工法

ジャッキアップの反力に打ち込み杭を利用し、基礎共修正する方法、部分工事や全体配置も可能で杭補強、部分修正できます。 打ち込み杭の作業スペースやジャッキポイント設置の為、解体工事が必要になります。 基礎下の隙間は雨水等がまわらないように薬液注入等で空洞充填させます。
打ち込み杭施工
杭頭処理
ジャッキアップ完了鋼管圧入工法
1.PC造 重量550t 阪神淡路大震災にて傾斜
2.Φ355鋼管杭使用
3.基礎下状況
4.ジャッキアップ状況
5.最大60mmアップ完了
6.埋戻し状況耐圧盤・ラップル抗工法
1.木造2階建て重量100t液状化により沈下
2.外部工事状況
3.基礎下作業通路
4.耐圧盤設置
5.ジャッキアップ完了160mmアップ
6.空洞充填完了土台上げ・打込み杭補強工法
1.沈下により柱の抜け発生
2.基礎ヒビ割れ発生
3.打込み杭設置
4.修正完了・無筋基礎撤去
5.配筋状況
6.基礎補強完了
1.床下アップ状況
2.アンカー設置・鉄筋補強完了
3.基礎かさ上げ完了超重量物の沈下修正
1.RC造10階建て 延床面積5700㎡ 総重量7000t
2.最大8mm/1mの傾斜が発生
3.別棟とのジョイント部に隙間が発生
4.支保工設置、建物仮受け、柱切断
5.柱切断、重い柱で軸量420tあります
6.ジャッキアップ、最大108㎜調整
7.主筋溶接接合、グラウト充填
8.アップ工事完了、その後柱鉄板巻き補強予定