傾斜地の造成擁壁が沈下し転倒発生。
擁壁下杭補強場所転圧。杭長2.7m圧入荷重55t3カ所設置完了
擁壁上のRC造平屋も擁壁に伴い190㎜沈下
沈下修正用の圧入杭を6カ所施工
ジャッキアップ完了。建物の重さ約120tは直下地盤から7m下の支持層に変わりました。
基礎下状況。隣接する擁壁にかかる荷重も軽くなります。
さらに擁壁内の土砂28㎥(50t)を軽量土(18t)に置き換えます。
置換え完了。
沈下原因に谷水の浸透も考えられ水路周辺や道路取合せ付近などに薬液注入しました。
地盤が動き空洞があるのか周辺から噴出してきます
そもそも地盤が悪いのですが、擁壁の転倒は沈下しないと発生しにくいと考えます。できるだけ垂直荷重を支える杭と擁壁にかかる荷重を軽くする事で補強になると実施した工事でした。